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作家

 

 

浅暮三文あさぐれ・みつふみ)、1959年、兵庫県西宮市に生まれる。大学卒業後、広告代理店勤務を経て、98年『ダブ(エ)ストン街道』(講談社)で第八回メフィスト賞を受賞し、デビュー。五感をテーマにした幻想小説、モダン・ファンタジーなどを主に執筆。短編小説ではSFマガジン、異形コレクション、小説すばるなどで実験小説を発表。2003年『石の中の蜘蛛』(集英社)で日本推理作家協会賞を受賞。主な作品は『カニスの血を嗣ぐ』『左眼を忘れた男』『似非エルサレム記』『10センチの空』『針』など。ホームページはこちら

http://asagure.fc2web.com/index.html

 


早見裕司はやみ・ゆうじ)、1961年青森県生まれ、現在沖縄に永住。自称「奇談小説家」。82年「SFイズム」誌でライターとしてデビュー、「アニメージュ」誌のライターなどを経て、88年『夏街道』で小説家デビュー。都市奇談小説を書き続ける。映像ライター、脚本家としても活動。代表作に『精霊海流』「異形コレクション」シリーズ、脚本にテレビ『吸血姫美夕』など。

http://www.hayami.net/



 

 



飯野文彦いいの・ふみひこ)、1961年山梨県甲府市生まれ。甲府市在住。1984年『新作ゴジラ』ノベライズにてデビュー。以後アニメ、ゲーム、漫画作品のノベライズを多数手がける。オリジナル作品としては『邪教伝説』『アルコォルノヰズ』『惑わしの森』『ザ・ハンマー』などがある。憧れ・江戸川乱歩、夢野久作。現実・飲んべえ。

 

 

 





井上雅彦いのうえ・まさひこ)、1960年、東京生まれ。81年、幽霊小説『消防車が遅れて』が都筑道夫に注目され、第3回ルパン賞受賞。83年には、実験的怪談『よけいなものが』が、星新一ショートショート・コンテストの優秀作に選ばれ、創作の道に入る。幻想と怪奇の短篇(及び、ショートショート)を偏愛し、発表作品数は200篇を超える。短篇集に、『異形博覧会』(94年)、『骸骨城』(95年)、『恐怖館主人』(96年)『1001秒の恐怖映画』(97年)、『怪物晩餐会』(99年)、『綺霊』(2000年)、『奇妙な幻獣辞典』(2002年)などがある。ホラーとSFの短篇市場を活性化させるため、自ら企画・監修した書き下ろしアンソロジー叢書《異形コレクション》(97年〜)は、2004年8月の最新刊で、30巻に達する。このシリーズで、99年に、第19回日本SF大賞特別賞を受賞。






太田忠司おおた・ただし)、1959年、名古屋生まれ。現在も名古屋に在住。1981年、星新一ショートショートコンテストにおいて『帰郷』が優秀作に選ばれ、作家としての第一歩を踏み出す。1990年、ミステリ長編『僕の殺人』で専業作家となる。主にミステリ分野で執筆しているが、幻想小説の分野では短編集『黄昏という名の劇場』(2002)、映画化もされた都市幻想活劇『新宿少年探偵団』(1995)、そしてミステリと幻想小説の融合を目指した『レンテンローズ』(2002)がある。その他の代表作としては、

『月光亭事件』(1991)

『上海香炉の謎』(1991)

『刑事失格』(1992)

『歪んだ素描』(1994)

『ミステリなふたり』(2001)

http://homepage2.nifty.com/tadashi-ohta/






篠田真由美しのだ・まゆみ)、1953年 東京生まれ。1972年から77年、私立早稲田大学在学。卒業論文は「関東大震災時の朝鮮人虐殺と日本人の差別観」。1980年、ソビエト(当時)からヨーロッパ経由インド、ネパールを長期旅行。1992年、最初の長編ミステリ 『琥珀の城の殺人』東京創元社 を刊行。以後、ミステリ、幻想、伝奇、ホラーなどを執筆して現在に至る。

 主な作品:

ミステリ

 『琥珀の城の殺人』 18世紀のヨーロッパ、雪に閉ざされた古城での連続殺人(1992)。

 『祝福の園の殺人』 17世紀イタリア、ヴィテルボのランテ荘をモデルにした庭園を舞台にしたミステリ(1994)。

  『アベラシオン』 現代北イタリア、カプラローラのファルネーゼ宮をモデルにした大宮殿を舞台にする長編ミステリ(2004)。

 「建築探偵桜井京介の事件簿シリーズ」 近代建築研究者の青年を探偵役にした謎解きミステリ (1994〜)。

  フランク・ロイド・ライトの生涯にまつわる謎を扱う『灰色の砦』、ヴェネツィアを舞台にした『仮面の島』など現在14冊。

ミステリ以外

『ドラキュラ公』 プラム・ストーカーの『吸血鬼』のモデルとされたルーマニアの支配者を主人公にした幻想歴史小説(1994)。

『彼方より』 中世フランスの幼児虐殺者ジル・ド・レとイタリア人錬金術師の幻想歴史小説(1999)。

  『夢魔の旅人』 イタリアを共通モチーフにした短編ホラー連作(2000)。「大いなる作業」もこの中の一編である。

  『幻想建築術』 ひとりの男の夢に浮かぶ架空の都市、幻想短編連作(2002)。

http://www.aa.alpha-net.ne.jp/furaisya/index.html





津原泰水つはら・やすみ)、1964年広島市に生まれる。広島市在住。大学卒業後、二十代を少年少女向けのペイパーバック・ライターとして過ごす。1997年以降『妖都』『蘆屋家の崩壊』『ペニス』『少年トレチア』などの怪奇小説、幻想小説を発表してきた。近作に『ルピナス探偵団の当惑』『綺譚集』。

・正真正銘の怪物――綾辻行人

・言葉という手ごわい魔物をみごとに駆使する大魔物!――皆川博子

・稀有な想像力と無敵の文章力――ダ・ヴィンチ誌

http://www.tsuhara.net/