前のページ




作家






 

朝松健(あさまつ・けん)、1956年、日本国の札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』で小説家としてデビュー。幻想怪奇小説を中心に執筆。近年は日本の中世(13~16世紀)室町時代を舞台にした伝奇的なホラー小説で高く評価されている。実在の名僧・一休を主人公にした短編「東山殿御庭(ひがしやまどのおにわ=銀閣寺の庭園)は第58回日本推理作家協会賞短編部門の候補となった。アンソロジストとしても注目され、2002年に刊行したクトゥルー神話小説アンソロジー『秘神界』は、2005年に英訳された。代表作は『妖臣蔵』、『一休魔仏行』、『崑央(クン・ヤン)の女王』など。

 

http://homepage3.nifty.com/uncle-dagon/

国書文芸カッレジhttp://www.kokusho.co.jp/college/




 

坂東眞砂子(ばんどう・まさこ)、1958年、高知県生まれ。奈良女子大学住居学科卒業後、イタリアで建築とデザインを学ぶ。96年『桜雨』で第3回島清恋愛文学賞、97年、『山妣』で第116回直木賞、2002年『曼荼羅道』で第15回柴田錬三郎賞受賞。主な作品に『死国』、『狗神』、『蟲』、『13のエロチカ』、『聖アントニオの舌』など。

 

 

 



 

菊地秀行(きくち・ひでゆき)、1949年、千葉県銚子市生まれ。ルポライター、翻訳家を経て、1982年『魔界都市<新宿>』でデビュー。第二作『吸血鬼ハンター“D”』はアニメとなり、2005年5月、アメリカで英訳本が出版された。9月にはシリーズ第2弾『風立ちて“D”』が、2006年1月には第3弾『D-妖殺行』が翻訳される。1985年からアダルト分野にも進出。『妖魔戦線』『魔界行』がヒットし、超伝奇バイオレンス・ノベルで一時代を築く。代表作に『夜叉姫伝』『闇の恋歌』『新魔界行』『幽剣抄』『明治ドラキュラ伝』等がある。昨年、出版点数は300冊を越えた。

Official Fan Club: http://homepage2.nifty.com/kikuchi-fanclub/

 


 

久美沙織(くみ・さおり)、作家である。本名は波多野稲子(はたの・いねこ)。1959年4月30日、岩手県盛岡市生まれ。大田区立大森第六中学校、岩手県立盛岡第一高等学校を経て上智大学文学部哲学科卒。上智大学文学部哲学科在学中の79年、集英社『小説ジュニア』に短編デビューし、以後、いろいろなジャンルで活躍。主な作品に『丘の家のミッキー』、『小説ドラゴンクエスト四』、『夜にひらく窓』、『真珠たち』、『電車』、『新人賞の獲り方おしえます』など。

個人サイトhttp://kumikura.jp/

 

恩田陸(おんだ・りく)、1964年、宮城県生まれ。1991年、第三回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補となった『六番目の小夜子』でデビュー。以降、『球形の季節』『不安な童話』『三月は深き紅の淵を』『光の帝国』『像と耳鳴り』『木曜組曲』などがある。血液型はA型。2005年に、第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞受賞。

 

 

 

井上雅彦(いのうえ・まさひこ)、1960年、東京生まれ。81年、幽霊小説『消防車が遅れて』が都筑道夫に注目され、第3回ルパン賞受賞。83年には、実験的怪談『よけいなものが』が、星新一ショートショート・コンテストの優秀作に選ばれ、創作の道に入る。幻想と怪奇の短篇(及び、ショートショート)を偏愛し、発表作品数は200篇を超える。短篇集に、『異形博覧会』(94)、『骸骨城』(95)、『恐怖館主人』(96)『1001秒の恐怖映画』(97)、『怪物晩餐会』(99)、『綺霊』(2000)、『奇妙な幻獣辞典』(2002)などがある。ホラーとSFの短篇市場を活性化させるため、自ら企画・監修した書き下ろしアンソロジー叢書《異形コレクション》(97年~)は、2004年8月の最新刊で、30巻に達する。このシリーズで、99年に、第19回日本SF大賞特別賞を受賞。

 



 

 瀬名秀明(せな・ひであき)、1968年、静岡生まれ。東北大学大学院薬学研究科(博士課程)終了、薬学博士。1995年、『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。同作品はマンガ、ゲーム、映画などへとマルチメディア展開され、2005年にはVertical, Inc.より英訳版も刊行された。長篇第二作の『BRAIN VALLEY』(1997)で日本SF大賞を受賞。その後、科学ノンフィクション分野にも積極的に仕事を広げ、
日本のロボット研究現場に取材した『ロボット21世紀』(2001)、高校生へ科学と小説の楽しさを語った講演録『ハートのタイムマシン!』(2002)、東西のロボット文化を史実と短篇小説で総括したアンソロジー『ロボット・オペラ』(2004)などを発表。現在は文芸とノンフィクションの両分野で活動を続けている。他の小説作品に『八月の博物館』(2000)、『デカルトの密室』(2005)など。

http://www.senahideaki.com/


 


 

 篠田真由美(しのだ・まゆみ)、1953年、東京生まれ。1972年から77年、私立早稲田大学在学。卒業論文は「関東大震災時の朝鮮人虐殺と日本人の差別観」。1980年、ソビエト(当時)からヨーロッパ経由インド、ネパールを長期旅行。1992年、最初の長編ミステリ『琥珀の城の殺人』東京創元社 を刊行。以後、ミステリ、幻想、伝奇、ホラーなどを執筆して現在に至る。

 

 

 

 

http://www.aa.alpha-net.ne.jp/furaisya/

 

上田朱(うえだ・あけ)、1957年、東京生まれ。イラストレーター。子供時代から絵や物語に親しみ、東京造形大学にて油絵科を専攻し、1980年に卒業。テレビ番組制作会社、画廊勤務の仕事をヘた後イラストレーターとして独立した。1996年の個展「遠い街」で、鳥と子供をテーマにした一連の作品を、1999年には、イタリアの人気歌手Lucio Dallaの唄の世界を描いた作品展「親しい友へ」を発表。 また2003年の個展「Tale Work」では携わって来た挿絵の原画を発表し、2004年、南青山ピンポイントギャラリー企画の、グループ展に参加した。いつかどこかで見た情景、懐かしさの漂う幻想的な絵を描き続けている。「沖ノ島探検」(文一総合出版)『ふしぎな足音』、『タイムマシン』、『雪より白い鳥』などに挿絵を、図鑑、教科書などにイラスト作品を多数提供。2004年に、タゴール詩集『Canzoni』をミラノの「A Oriente!」社より出版。また2005年に台湾の Grimm Press社より『野菊の墓』を出版。現在、実業之日本社「Jノベル」連載、「恩田陸 奇想短編シリーズ」に挿絵を提供中。